ディスカッションをする理由(2)

ディスカッションを採用する理由はより具体的な評価を行うことができるから

グループディスカッションを選考に活用する理由のもう1つは、人材を見極めるためです。

ディスカッションでは、試験官(選考者)が行う面接とはまた違った一面を評価することが可能であり、入社後に仕事をするうえで非常に大切なスキルとなる「コミュニケーション能力」および「チームワーク力」を見ることが可能です。

 企業というのは人の集合体である

人が集まった状態にすると、その学生の個性的な部分がより広く見ることができるディスカッションではいろいろな表情を見ながらその学生の評価を行っている

企業というのは経済活動を行いながら、社会への貢献を果たす役割を担っていますが、その本質は「人の集合体」であるといえます。

人間として1人で何かを行うとしても限界があります。そこで、多数の人が集合して組織を構成し、その組織が経済的な活動を行うことで企業という形になっているのです。

そうだとすると、企業に入社して働くということは、第一義的に人とのコミュニケーション能力が求められるということです。コミュニケーション能力というのは、もっと細かく言えば、対人能力であったり、チームワーク力だったり、いずれにしても人との交わりのスキルであるといえます。

企業は毎日のように「会議」や「ミーティング」を行って、今後の方向性や業務の内容が決まっていきます。グループディスカッションというのは、あたかもこの会議のシチュエーションを擬似的に作り出し、実際に受験者(学生)に参加させることで、その対応力を評価しようというものなのです。

 ディスカッションで意図的に作り出す会議の場

一般論で考えれば、会議のできる人(積極的な発言、リーダーシップ、協調性など)は仕事ができる人といえます。個々の能力に加え、協働する能力が仕事を進めるうえで大切になるからです。つまり、ディスカッションを行うということは、学生が入社してからどのような働きぶりを発揮してくれるのかということを予め評価するためのものなのです。

企業にもよりますが、個々の能力よりも、コミュニケーション能力やチームワーク力を重視している企業も少なくありません。そういった企業は、かなり早い段階でディスカッション試験を実施することもあります。

会社説明会だと思って参加してみたら、いきなりディスカッションをさせられたという話も少なくありません。

近年では就職のプロセスが複雑化・長期化する傾向にあります。それは、受験者が多いこと及びより優秀な人材を採用したいという企業の意向によることが多いわけですが、ディスカッション試験のウエイトは高まりつつあると考えてよいでしょう。

 ディスカッションで評価することができること

ディスカッション試験を行うことで多面的な評価が可能になるわけですが、いったいどのような能力が分かるのでしょうか。

ディスカッションとは、意図的に会議の場を作り出すものです。会議(簡単にいえば複数人数で行う打ち合わせのこと)を行うことをイメージしてみれば、ディスカッションで評価することができる能力を知ることができます。

  • コミュニケーション能力
  • 協調性
  • リーダーシップ力
  • 知識量

ディスカッションでは、主に上記の要素を評価することが可能です。

上記の要素は、筆記試験や個別面接、集団面接のいずれでも評価が難しいものです。グループディスカッションだから評価することができる能力であるともいえます。

このように多面的な評価を行うためのツールが、グループディスカッションなのです。

これらの詳しいことは、概要と流れを参考にしてください。


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